穴場のデートスポット♥



以前ブログでも紹介しましたが想思樹が生えている「思い想われの丘」
ここに来て小石に名前を書くと、二人の愛が永遠に続く・・という噂がいつの間にか広まって始まった小石祈願。ここのところ急増しています。




石像の上の壺の中には、溢れんばかりの小石が!





地面にも♥型に並べられたたくさんの小石!!


ここでちょっと想思樹にまつわるお話を一つだけご紹介しておきます。

「鴛鴦(えんおう)の契り」
というお話があります。鴛鴦とは、オスとメスのオシドリのことです。
春秋時代(前8~前5世紀)の大国、宋の康王は、暴君として史上に名を残した人物です。
この康王の侍従に“韓慿”という者がいました。康王は、その妻が絶世の美女であることを知り、“韓慿”を無実の罪に陥れ、重刑に処し、妻を取り上げ側室にしてしまいました。
康王は妻を寵愛しましたが、“韓慿”が自殺をしたと知った妻は、後を追って身を投げました。
妻の遺書には、「王は私の生きた体を自由になさいましたが、どうか私の遺骸は、夫と共に埋めてくださいますように。」と書かれていました。怒り狂った康王はこの願いを無視し、
“韓慿”の墓と向かい合わせに妻の遺体を埋めさせました。
「きさまら夫婦は、死んでまで愛し合おうというのか!ならば、二つの墓を一つに合わせてみよ。」
すると数日後、二つの墓からそれぞれ梓の木が生えてきて、やがて枝が交錯し、土の中では根が複雑に絡まり合い、二つの梓は一本の樹となりました。樹上には、一対のオシドリが巣を作り、いつも寄り添い悲しげな声で鳴きました。
宋国の人々はこのことを哀れに思い、この木を「想思樹」と名付けました。


想思樹の葉は葉柄が変形した仮葉で、表と裏が同じ模様なことから、「私の思いは裏表ありません。あなた一筋です。」という意味で、昔は恋文に添えられたりもしていたそうです。


カップルで来て仲良く二人で名前を書くのはもちろん、
ここで思い切って意中の人に告白してみるというのもいいのではないでしょうか。


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